あらゆる料理に幅広く使われているにんにくですが、近年、健康ブームを背景に、健康増進や美容効果も注目を集めるようになりました。私たちが普段食しているにんにくには細胞活性作用があり、食べると全身の細胞がイキイキとして、エイジングケアに役立ちます。これはにんにくに豊富に含まれているアリシンに抗酸化作用の他、健やかなめぐりをサポートし、腸内フローラを健康な状態に導き、スッキリを助けます。そして、にんにくに含まれるビタミンEも同様の働きをします。こうして、肌を若々しく健康的にしてくれるにんにくは、総じて美容効果が高いといわれるのです。
近年では病気を「治療」するだけでなく、普段の食事・食習慣の改善で「予防」しようという取り組みがなされてきました。アメリカが中心となって発足した「デザイナーフーズプロジェクト」において、「フィトケミカルが含まれる食品」として野菜・果物約40種類が取り上げられているのですが、その最重要食材としてピックアップされているのが、にんにくです。にんにくは美容効果や健康維持、さらには身体のメンテナンスの観点からも重要な食材なのです。
もともと栄養価の高いにんにくですが、これを長時間熟成・発酵させる事により、更に栄養価が高まることが近年の研究で明らかになりました。 健康増進、美容効果、そして身体のメンテナンスと、国内外でも高く注目され多くのサプリメントとして親しまれているにんにくには「熟成」という更に上のステージが存在したのです。
健康食品として知られているにんにくは熟成・発酵させることで栄養成分・抗酸化力が驚くほどアップします。身体のメンテナンスに効果があるとされている「S-アリルシステイン」「ポリフェノール」「アミノ酸」などの成分も数倍から数十倍に膨れ上がります。更に、黒にんにくとして熟成・発酵されることで、それまでになかった「タンパク質」や「糖質」、「ビタミン」や「ミネラル」などをはじめ含硫アミノ酸である「シクロアリイン」、強力な殺菌力がありパワーの源となる「アリシン」、滋養強壮成分「スコルニジン」などが増強され、沢山の有効成分が含まれる驚異のパワーフードに生まれ変わります。