6つの黒にんにくパワー!

体力増強・疲労回復には、体にコンスタントにエネルギーを補給する必要があります。そのエネルギー代謝にはビタミンB1がかかせません。ビタミンB1は玄米、胚芽、米、うなぎ、きのこ、大豆、そら豆、ナッツ類など多様な食材に含まれていますが、水溶性のため、吸収率が低いのです。ところが、にんにくのアリシンと結合すると、油に溶ける性質となり、腸から吸収され、体内でエネルギー代謝を助けてくれます。

若い女性に多い冷え性は薄着や冷房によって実感される体の冷えに加え、体質によるものがあります。体温が低いことで、免疫力が下がったり、代謝が悪くなったり、血液の流れが悪くなったりと、他の病気の原因となりうる様々な悪影響が出てきます。冷え性は肩こり、腰痛、生理痛などを招くため、栄養のバランスをとり、身体の内側から温めることが大切です。にんにくを食べると交感神経を刺激して末梢の血管を拡張させる働きがあり、血液が全身に流れ、手や足の先から首まで温まります。

ガンにならないように日頃から予防することが大切です。

アメリカ政府が90年代初頭から進めている、ガンに予防効果のある食品を探し、さらに有効な食品を作り出そうという国家プロジェクト「デザイナーフーズ計画」では、にんにくが「ガンになる危険性を少なくする効果がある最も重要な食物」であると証明しています。

不規則な生活や栄養不足の状態では、侵入したウイルスを外に排出できなくなり、ウイルスに感染してしまいます。栄養バランスのよい食事をとること、さらに、にんにくを継続的に食べることで、ニンニクに含まれるスルフィド類がウイルスを食べ(自然免疫)ウイルスを攻撃する抗体を体内に作らせる(獲得免疫)というに方向から免疫力アップに貢献します。

肌のハリやなめらかさなど、質感を左右するのは、いちばん外側の表皮です。0.2mm以下とごく薄い部分が外からの異物や刺激から体を守るとともに、体内から水分が蒸発するのを防いでいるのです。美肌のためには、毎日タンパク質食材を摂り、抗酸化成分を含む緑黄色野菜とともに、にんにくを食べるのがおススメです。

私たちの体は、約60兆もの細胞からなっています。その細胞の一つ一つが体内で生じる活性酸素によりダメージを与えられ、老化の原因となっています。

一方、人間の身体には抗酸化作用という能力も備わっています。にんにく成分は、抗酸化ストレスを引き起こす毒性物質を感じとるセンサーのスイッチをオンにし、抗酸化作用を積極的に働かせ、老化防止にも効果があると考えられています。