黒にんにくは腸に住む善玉菌を応援する!

生のにんにくを熟成させると、抗酸化成分のポリフェノールが約10倍になります。

このポリフェノールの働きが腸内の善玉菌を刺激して、活動を活発にしてくれます。腸内環境が悪化している場合には、善玉菌と悪玉菌のバランスが整い、腸内環境が改善されます。

ポリフェノールが腸内細菌に吸収されると、腸内細菌が健康に寄与する有害物質を生産しますので、ポリフェノールが善玉菌のエサとなって善玉菌を活性化します。

下痢のときには、ポリフェノールがが腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を抑えて、同時に腸内の水分の分泌も抑制します。ポリフェノールは下痢のときなど腸内環境が悪化している場合に、特に力を発揮するのです。

ウィルシュ菌などの悪玉菌を減らして、善玉菌の比率を高めて腸の調子を良くします。腸内細菌のバランスを整えるので、便秘や下痢を改善する効果があります。

また、アリシンには胃の粘膜を刺激しますので、胃腸の働きを活発にして消化を促進したり、消化不良などを改善したりする働きもあります。

生のにんにくは非常に刺激が強く、食べ過ぎると胃を傷めてしまい、腸内の善玉菌まで死滅させる可能性があるため注意が必要ですが、発酵させた黒にんにくは、植物乳酸菌が生まれ、胃腸にとっても優しい食品になります。